PTC、Creo 2.0 のリリースにより、メカニカル CAD(MCAD) 戦略をさらに推進
モジュール設計用新アプリの投入、構想設計アプリの機能拡張、Creo 製品全体のユーザーの生産性向上が実現
【 2012 年 5 月 14 日】 エンタープライズ PLM ソリューションのリーディング・プロバイダである PTC®(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼 CEO:ジェームス・E・へプルマン)の日本法人である PTC ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:桑原 宏昭)は、本日、革新的な次世代設計ソフトウェアの最新版である Creo® 2.0 を正式にリリースしたとの米 PTC の発表を明らかにしました。 Creo 製品は、従来の役割範囲を超えた幅広い開発関係者に対応する専用統合ツール群で、PTC は、昨年 6 月にそれまでの枠組みを超えた Creo 製品の最初の 9 つのアプリをリリースしました。Creo 2.0 においては、構想設計へのアプローチの幅を広げ、既存の Creo アプリに大幅な生産性向上を実現するモジュール設計に特化した新たなアプリがリリースされます。
PTC MCAD セグメント ディビジョナルゼネラルマネージャーのマイケル・キャンベル (Michael Campbell) は、「Creo 2.0 のリリースは、Creo 戦略の推進と、ユーザーが直面する従来の CAD ツールに存在する慢性的な課題を解決することへの、PTC の確固たるコミットメントを示しています。PTC 創業時からの革新性を受け継ぎ開発された Creo は、ユーザーの役割、設計アプローチ、データソースに関わらず、全体のコラボレーションの促進や、データの完全性の保護を推進し、製品設計に発想の転換をもたらすものです。また、部品表 (BOM) を中心とするモジュール設計管理のビジョンを実現する最初のテクノロジー構成要素も、今回のリリースに含まれます」と述べています。
モジュール設計
PTC は、Creo2.0 と共に、Creo 製品群の 10 個目のアプリとして、設計早期の段階で 3 次元のモジュール設計・検証用途に対応する Creo Options ModelerTM をリリースします。今夏にリリースされるこの新しいアプリは、モデルの規模や複雑さに関わらず、正確かつ最新の 3 次元モデルを作成するための、強力で使いやすい機能を提供します。Creo Options Modeler は、Creo ParametricTM と組み合わせることで、正確な質量や重心の検証から、モジュール設計における重要な干渉チェックとその問題解決に至るまでの検証が可能になります。
Creo Options Modeler は、モジュール化製品構成に対応する情報の作成、検証、流用に必要となる強力な機能と高い拡張性を提供する PTC の AnyBOMTM Assembly 技術のビジョンに寄与します。Creo Options Modeler と PTC の製品ライフサイクル管理 (PLM) ソリューション Windchill® を組み合わせることで、各部品構成に対応する精度の高い3次元モデルの生成・検証が可能になります。
Creo Options Modeler は、既存 3 次元モデルの再利用の容易な実現と革新的なインタフェースタグ技術の利用により、ミスや手戻りを軽減することができます。 Creo Options Modeler は Creo 製品群の新アプリとして、Creo アプリ間でのシームレスなデータ利用や共有を実現し、他の開発メンバーが関わる詳細設計や下流工程での生産性向上にも貢献します。
構想設計の再考
構想設計においては、多くの企業が複雑な 3 次元モデルを作成する前に 2 次元で迅速に複数のオプションを検討することを望んでいます。Creo 2.0 では、開発早期の段階における作業を最大限支援するという PTC のビジョンを具現化します。Creo Parametric、Creo DirectTM、無償で提供される Creo SketchTM (新たにMac OS X に対応)、Creo LayoutTM の新バージョンを組み合わせることで、構想設計段階におけるコラボレーション、イノベーション、デザイン検討作業が大幅に改善されます。Creo アプリはすべて同じデータモデルを共有しているため、2 次元のデータを全ユーザー、全アプリで簡単に共有・再利用することが可能となり、詳細設計への移行が加速します。
Creo Layout 2.0 は、複雑なアセンブリのレイアウトの簡単作成、複数案の迅速な検討、様々な 2 次元 CAD データのインポート、2 次元のスケッチ作成・編集、グループ、タグ、構造、寸法、注記、表を利用した情報の整理を実現することで、2 次元から 3 次元への移行に関わる問題解決を支援します。Creo Layout で作成された 2 次元データは、2 次元のままアセンブリを作成したり、参照しながら部品のフィーチャを作成することができるため、3 次元モデルを作成する際のベースデザインとして利用できます。また、2 次元での変更は 3 次元側で再生することで、3 次元データに反映させることができます。
生産性の向上
PTC は、Creo アプリ群の最新版に、ユーザーエクスペリエンスの最適化と設計生産性の向上を目的とした約 490 項目の機能拡張を行いました。
Creo Parametric には、生産性向上と設計プロセス全体の合理化を支援する、以下の機能が実装されました。
- 自由曲面 - 自由曲面機能の拡張により、全体の形状を高度に制御しながら、さらに詳細かつ洗練されたサーフェスがすばやく簡単に作成できます。これにより、構想から詳細かつ高精度のデザインを生み出す時間を大幅に短縮することができます。
- 断面 - 3 次元断面の作業において、モデルツリーから直接利用でき、動的に断面をすばやく操作できる直感的なツールが導入されました。断面における干渉のリアルタイム検知と 2 次元ビジュアライゼーションの機能により、設計データ、設計変更内容の可視化が可能となり、早期の段階で潜在的な問題を特定することにつながります。この新たなツールは、断面に関わる作業の効率を大幅に向上させ、設計プロセス全体を加速する優れた設計環境を提供します。
- 測定 - 効率化された最新の測定ツールは、作業効率と操作性を大幅に改善します。選択したサーフェスの測定や、主要寸法に関する詳細情報がすばやく把握できます。計測結果の画面表示の方法や場所を制御し、表示寸法をWord等の他のアプリケーションで簡単に再利用できることで、設計プロセスにおいて、寸法情報を利用する効率や精度を高めることができます。
- 変更の追跡 - Creo Parametric に新たに実装された変更追跡機能は、Creo Direct で行われた変更内容を確認し、承認か却下の判断を入力するための機能です。パラメトリックモデルに反映する変更を完全に制御しながら、他部門の様々なユーザーとのコラボレーションが可能になります。完全に制御できることで、設計意図がすべて維持されます。モデリングのアプローチや使用する Creo アプリに関わらず、多くの開発関係者による真のコラボレーションが実現します。
Creo Parametric により、最先端のユーザーエクスペリエンスや新たな機能が提供され、合理化された作業により、パフォーマンスが改善し設計プロセス全体の生産性が大幅に向上します。
PTC は、Creo Parametric 以外の Creo アプリにも大幅な機能拡張を行いました。 Creo Direct には、見積提案や早期の構想設計プロセスの構築にかかる時間の短縮に役立つ新機能が実装されています。ライトユーザーあっても、優れた 3 次元デザインをすばやく簡単に作成できます。また、既存の部品のジオメトリやアセンブリを参照しながらモデルを変更したり、新たに実装された高性能スナップ機能を利用することで、複数の部品やサブアセンブリをすばやく正確に配置することができます。
Creo Direct は Creo Parametric やその他の Creo アプリとシームレスに統合されており、設計プロセスに関わるユーザーは全社レベルで 3 次元データを共有することが可能です。
さらに、Creo 2.0 では Creo のインストールプロセスを大幅に簡略化し、保有ライセンスに対応し自社環境に合った Creo アプリをダウンロード、インストールするのみとしました。迅速なダウンロード、大幅に簡略化されたインストールおよび設定により、かつてないほど早い Creo の使用開始が可能となりました。
詳細情報は、6 月に米国オーランド州で開催される PTC の年次イベント PlanetPTC Live にてご紹介予定です。
関連情報
- 画像とキャプション
http://www.ptc.com/appserver/wcms/standards/textoimgothumb.jsp?&im_dbkey=139733&im_language=ja - Creo 製品紹介サイト
http://www.ptc.com/product/creo/ - Creo Options Modeler
http://www.ptc.com/product/creo/options-modeler - Creo Parametric (データシート)
http://www.ptc.com/WCMS/files/128131/ja/7410_Creo_Parametric_DS_ja.pdf - Creo Layout (データシート)
http://www.ptc.com/WCMS/files/128140/ja/7461_Creo_Layout_DS_JA.pdf - Creo 2.0 に関するよくあるご質問 (FAQ)
http://www.ptc.com/WCMS/files/128541/en/J0088_Creo_2_FAQ.pdf - Pro/ENGINEER から Creo Parametric 2.0 にアップグレードする理由 (データシート)
http://www.ptc.com/WCMS/files/128393/ja/7404_Top10_CreoParametric_TS_ja.pdf - Creo Layout 紹介 (ビデオ)
http://www.ptc.com/appserver/wcms/media/streamed.jsp?&im_dbkey=138392&icg_dbkey=904 - 「Creo Ready」パートナー企業 (ソフトウェア・ハードウェア分野)
http://www.ptc.com/WCMS/files/138770/en/Creo_2_0_Beta_Partners_and_logos_final_2.pdf
リリーススケジュール
Creo Options Modeler は、Creo Parametric のエクステンションとして現在購入可能です。2012 年 6 月には、スタンドアロンアプリとしてリリース予定です。その他の Creo 2.0 のアプリはすでにリリース済みです。
PTC について
PTC (本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC) は、製造業における構想から設計、調達、サービスに至るまでの製品ライフサイクル全体にわたり重要な業務プロセスを最適化するために開発されたソフトウェアとサービスを提供することを通じて、企業の製品戦略上の価値の最大化を支援しています。PTC の統合ソリューションは、設計部門と企業、サプライチェーン、サービスパートナーネットワーク全体にわたって、製品の革新、コラボレーションの強化、製品データの完全性の確保を実現するものです。1985 年創立された PTC は世界各国に 6,000 名以上の従業員と 27,000 社を超える顧客を有しています。
PTC ジャパンについて
米 PTC の日本法人(本社:東京都新宿区)。全社に渡り製品イノベーションへの貢献を可能にする新しい設計ソフトウェアファミリーの Creo、製品データ管理/製品開発コラボレーション/製品分析・品質ライフサイクル管理の Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理などアプリケーション・ライフサイクル管理の Integrity、ダイナミック・パブリッシング・システムの Arbortext、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad といった革新的な製品を組み合わせたエンタープライズ PLM ソリューション「製品開発システム (Product Development System: PDS)」、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供しています。
1992 年 3 月設立。国内 5 事業拠点。Web サイト:http://www.ptc.com
※PTC の社名、ロゴマーク、Windchill、Creo、Creo Options Modeler、Creo Parametric、AnyBOM、Creo Direct、Creo Sketch、Creo Layout、Elements/Pro、Pro/ENGINEER、Arbortext、Mathcad、Integrity などすべての PTC 製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。